大室山 下田 天城峠


2017年5月1日
ゴールデンウィーク中の「平日」なので多少は混雑もましかなと思って家来と伊豆半島に遊びに来たよ。

大室山

最初の目的地は伊東市にある大室山。私は高いところに登ってお散歩するのが好きだよ。ここは大室山のリフトの乗車口。ペットは抱っこ出来れば乗ることが出来るよ。私の料金は無料で、家来の往復料金は500円だったよ。さあ、それでは出発。

リフトに乗ってる最中。ちょっと怖いのでバッグの中に入って顔だけ出しているよ。

山の上に到着。火口跡の窪みの周りがぐるっと遊歩道になっているよ。私はちょっとはみ出して草の上のお散歩だよ。ちなみに私たちは時計回りで歩きました。お散歩風景はYouTube動画にアップするので楽しみにね。

火口跡にはアーチェリー場があるよ。途中には神社も見えます。

大室山は大地にポコっととび出た感じなので360度の見晴らしは最高だよ。今日は曇り気味なので見通しはいまいちだったのが残念だね。

ガイドのパネルを頼りに景色を見たけど、やっぱり遠くの方は見えません。

途中に並んでいるお地蔵さん。「八ヶ岳地蔵尊」と言って海の安全を願ってつくられたそうです。

火口をはさんでリフト駅のちょうど反対側あたりにある頂上。晴れ渡っていたら富士山が綺麗に見えると言うのでホントーに残念だね。

前のお地蔵さんたちのちょうど反対側ぐらいに並んでいるお地蔵さんたち。こちらは「五智如来地蔵尊」ということです。

安産と縁結びのご利益があるとのことだよ。

リフト乗り場までもう少し。晴天じゃないけど結構紫外線が強くて日陰もないので私にとってはここはあまり長くいたくない場所だよ。早く下に降りようよ。

リフトで山麓に向かいます。

下田

次に来たのが下田です。今日は時間の関係でペリーロード中心に遊ぶことにします。最初は下田公園を目指して来たんだけど駐車場が小さくて満杯なので、一旦商店街のコインパーキングに車を停めて、下田公園方向に歩いて来ました。ここは小説『伊豆の踊り子』の「別れの汽船のりば跡」だよ。小説のシーンに感情移入しないと「ああそう?」で終わっちゃうだけの場所かな?

下田公園の近くまでやって来ました。ここは「ペリー艦隊来航記念碑」のある広場。港に面したベンチに腰掛けます。

目の前に広がる港の風景。「巨大な港湾」とちがった趣があるね。

ここは小さな広場だけど緑があってホッと出来る場所だよ。

向こうにあるのが「ペリー艦隊寄港記念碑」。家来は「ペリー=黒船=浦賀」っていう単純な知識しか持っていないみたいんだけど、その辺の関係は他の資料で調べてね。

この広場でしばしドライブの疲れをとりました。(ところで、よく見ると周りには1日500円の駐車場が並んでいます。)

下田公園はどうやら高いところまで登らなければいけないみたいなので家来は敬遠。公園の東側の入り口に当たる場所にやって来ました。ここが「ペリーロード」の出発点になります。

先ほどの場所のすぐ隣にある「旧澤村邸」です。無料で見学出来るようですが、ここには入らなかったよ。それからこの隣に稲荷神社があったので、そちらにはお参りしたよ。YouTube動画には入っているのでぜひ見てね。

スタート地点から「ペリーロード」を望んだところで記念写真。今日はゴールデンウィークのはざまでなのか人出は少ないね。人混みの苦手な私にとってはちょうどよかったよ。

ペリーロードは平滑川(ひらなめがわ)沿いに延びた道です。全長は700mぐらいだそうです。

歴史的な街並みとおしゃれなお店が融和したような通りだよ。

「ペリーロードの終点」、了仙寺(りょうせんじ)に着いたよ。ここであたりの雰囲気が変わってちょっと一安心、バッグから出て歩くことにしたよ。

お寺の境内だけあって緑は豊富。お散歩にちょうどいいね。

境内の奥の方にあった「了仙寺横穴遺跡」。古墳なんだそうです。

ペリーロードを離れ、商店街もぐるりと歩いてみました。

ここは森斧薬局跡。足湯があるそうなんですが、中には入りませんでした。

銭湯風の温泉もあったよ。時間があればもっともっといろんな見所があるみたいなんだけど今日のところは本当に駆け足でまわりました。多分、夜になると港町の風情が色濃く出てくるでしょうね。

商店街を一回りした後、再びペリーロードにやって来ました。先ほど通らなかった反対岸も歩きたかったからです。

川沿いに展示してあった大砲。言われなど書かれていないので、特に歴史的な関わりのないただの雰囲気作りに置いてあるものなのかしら?違っていたらごめんなさい。

旧天城トンネル

下田を後にし、次は天城峠を目指します。車に乗った途端に雨が降って来て危機一髪で難を逃れられました。天気予報で昼頃からの雨は心配していたんだけどラッキーだったね。旧天城トンネルには新天城トンネル手前で旧道に入ります。本当は一回通りすぎて新トンネルを抜けたところで引き返したんだけどね。

細い未舗装の道をしばらく走った後、旧天城トンネルに到着。私は暗いところが得意なので中に入ろうとしたんだけど、吹き抜けてくる風が冷たくて強いので怖くなってやめちゃったよ。

トンネルの中はやめたけど、入り口の周辺をお散歩したり一休みしました。この後、車に乗ったところで再び雨が降って来て、奇跡的に2回続けて難を逃れることができたよ。

浄蓮の滝

新天城トンネルを抜けてしばらく走り、「天城越え」もう一つの名所、浄蓮の滝にやって来ました。『伊豆の踊り子』の像の前でまず記念撮影。ところで天城越えというと、川端康成の『伊豆の踊り子』、松本清張の推理小説『天城越え』、そして石川さゆりさんの「天城越え」と色々なイメージがないまぜになって、ちょっと定まりのないイメージだねって家来は思っているみたいだよ。

滝のある谷底に降る道を歩きます。結構長いので家来の帰りの体力がちょっと心配。

新緑に包まれた浄蓮の滝にやっと着きました。石川さゆりさんの歌碑もあります。私は滝と川の織りなす水の風景より周りの緑の方が気になります。

滝から降った川では鱒釣りで遊べるようになっています。

以前よりは慣れてきたけど私、滝の音はちょっと苦手だよ。ということで、滝からちょっと離れたところで記念写真。

滝を見学した後、すぐ上にあるお店で家来は鮎の塩焼きを買いました。350円だったよ。鮎さんと並んで記念撮影。

階段を張り切って歩きすぎて疲れがどっと出てきちゃったのでここでお昼寝。(家来「リリちゃんはどこでもすぐお昼寝できて羨ましいな。」)

その後、長い階段を休み休み上って駐車場を目指します。でも途中にある祠の横の石垣の上が気に入って動きたくなくなった私。家来と「帰る、帰らない」で結構もめたんだけど、最終的には強制連行されて帰ることになったよ。ということで伊豆の旅はおしまい。

動画をたっぷり撮ったのでYouTubeにアップするよ。じゃあ、またね!