玉島 因島 道後温泉


2013年12月29日

12月28日〜30日の中国・四国の旅の2日目です。玉島の朝を迎えました。

玉島は今は倉敷市に編入されていますが、もともとは玉島市という独立した市でした。家来は私との旅で各地の夜の町を徘徊するうちに全国にあるいわゆる「ディープゾーン」に興味をもち始めました。そしてネットの情報からここにディープゾーンが存在することを知り、そのことが再びこの地を訪れる一つの動機になったようです。玉島はかつて商港として栄えた町。したがって商店街、歓楽街などが発展します。そして時代の流れとともに廃れて・・・。いくつかの「ディープゾーン」の持つそういう「昔の光今いづこ」的なところに心動かされるものを感じると家来は言っています。(「昔の光〜」といえば例えば大型温泉地にある観光ホテルの廃墟とかも好きみたいでその異常さに私はついていけません)。前置きはそれぐらいにして、ここはそんな玉島の商店街にある電気屋さんの前です。昭和30年代のテレビやレトロなフィギュア、「普通の電気屋さん」にないものが陳列されたショーウィンドウ。これはこの商店街の「売り」のための意図的な演出とは思いますが。早朝でしたので普段の光景そのままでないかもしれませんが、現地を自分の目で確認でき家来は満足したようです。
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そんな町だからこそなのか、ここ玉島は映画『三丁目の夕日』のロケ地の一つとしても知られています。高円寺から帰る2人の少年が途方にくれたシーンの水門や子供が遊んでいた空き地の撮影地がこの街にあるようです。
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次は四国へ。あえて間近にある瀬戸大橋を避け、尾道まで足を伸ばし、しまなみ海道を通って四国に渡ることにします。この春、尾道に行った時、次は渡りたいと思った海の道だったからです。
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しまなみ海道では、尾道の町と対面する向島から因島に渡ったところにある「大浜パーキングエリア」で休憩することにしました。結果的に楽しくハイキングのできた思い出の地となります。パーキングから橋方向に歩いて行くと展望台があります。そこにやってきました。HIMG1613

このあと裏の山の方に入っていく道を発見。私はここを探検したくなり、どんどん進んでいきます。
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山道を登り最終的に到着したのがこの展望広場。パーキング近くの場所よりずっと見晴らしが良く、橋や瀬戸内の海が一望できます。苦労して登ってきた甲斐がありました。
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しまなみ海道を渡りきり四国に上陸。四国は2回目になります。松山自動車道を西に走り、今日の宿泊地松山市に到着。松山に着いて最初にやってきたのがここ松山城です。お城のある城山に登るロープウェイに乗る駅の前で「よしあきくん(初代城主の加藤嘉明)」、『坊ちゃん』のメンバーらと記念写真。
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上に着くとそこは思いのほか広く平らな広場(本丸広場)になっていて売店も並んでいます。
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本丸広場から天守閣を望むところ。
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本丸広場から松山市内も見渡すことができます。
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松山城を下った後は車をホテル近くに移し、そこから道後温泉に向かいます。道の真ん中を「坊ちゃん列車」が走っていました。路面軌道は音がすごいので私はちょっと苦手です。
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かなりの時間歩いて道後温泉に到着しました。路面鉄道の道後温泉駅に展示されていた「坊ちゃん列車」前で記念写真。こちらは音がしないので近くに来ても平気です。
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道後温泉本館に続く商店街の入り口にあるカラクリ時計。道後温泉はさすがに人でいっぱいでした。
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アーケードを抜けた先に現れた道後温泉本館。広い道に面しているかのような潜入感を持っていたのでちょっと意外だったというのが家来の感想です。あわよくば入浴もと思っていた家来でしたが、入館待ちの行列の長さを見て諦めたようです。このあと、近くにある道後のディープゾーンを覗いたあと、道後温泉にお別れすることにしました。 HIMG1641

道後温泉からはまた長い距離を歩いて宿泊地のホテルに戻りました。夜は松山の繁華街をうろつき回りましたが結局良いお店が見つからず、家来はホテル近くの飲み屋さんで一杯やったようです。私は入れなかったので車でお留守番でした。今日は車中泊です。