川治温泉 二岐温泉 塔のへつり


2012年4月30日

4月29日〜5月5日の「東北大旅行」の2日目です。水戸を出た後、北関東自動車道で栃木県に向かいます。途中、笠間パーキングエリアで小休止。
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北関東自動車道から東北自動車道へ。東北自動車道の宇都宮インターから日光宇都宮道路で今市へ。今市から国道121号線で鬼怒川温泉方向へ北上。これは何度か通ったお気に入りのコースです。今回は鬼怒川温泉の北に位置する川治温泉に立ち寄りました。日帰り温泉の露天風呂は川岸の洞のようになっていて反対岸から丸見えになるようなところでした。

川治温泉を出て北に進み、福島県に入ります。会津田島を経てさらに北上。つげ義春の影響で行きたくなった岩瀬湯本温泉、二岐(ふたまた)温泉をたどるのが目的です。湯野上温泉に来たところで右折し国道118号線に入ります。正確に言うと121号線がここまでで118号に合流するような形ですが「地形上」では右折になります。国道118号線を東に向かい、二岐温泉、岩瀬湯本温泉方面を目指します。つげ義春の書いた文の中では道中このあたりは本当に貧しいところのような印象ですが今その面影を見ることはできません。車は二岐温泉に入る道を南に見ながら通り過ぎ、先に岩瀬湯本温泉に向かいました。岩瀬湯本に到着。つげ義春の描画した「有名な風景」を探しながら、ぐるりと車で廻りましたが、車を止める適当な場所が見つからず短時間で戻ってきました。戻る途中先ほど通り過ぎた二岐温泉への道があります。左折してこの道に入り、しばらく南下すると二岐温泉に到着します。二岐温泉の方はその名前のまま漫画になっているので一般の人にも知られているかもしれません。漫画のモデルとなった湯小屋旅館の入り口にきました。私は近くの駐車場の車でお留守番。この先は家来から聞いた話で進めます。漫画では湯小屋旅館は温泉のはずれの方になっていたと思いますが、現在では先に温泉街が続きます。この温泉地も近代化されていて多分当時の姿とは大きく変わっているのでしょう。
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谷底に下る道があって降りていくと湯小屋温泉の建物がありました。漫画にあったのと同じ看板や説明書きの文字。家来はここで温泉につかり帰ってきました。内温や漫画でサルがつかっていた川辺の露天風呂につかりとても良かったそうです。
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湯小屋旅館のひとときで家来が満足したようなので、次は塔のへつりに行くことにします。「会津西街道」に戻って少し逆行したところに塔のへつりはあります。会津鉄道の湯野上温泉駅から南へ一駅目が「塔のへつり駅」となります。塔のへつりにやってきました。
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「へつり」とは急な崖を意味するこの地方の言葉だそうです。浸食と風化により出来た地形とのこと。
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しばらくこの不思議な景観を楽しみました。(吊り橋を渡り写真に見える反対側の洞のところにも行きました。)この後、2日目の宿がある沼尻温泉へ向かいました。
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沼尻温泉に到着。見覚えのある宿周辺を散歩しました。
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袋田の滝 水戸


2012年4月29日

4月29日〜5月5日の「東北地方大旅行」の1日目です。大震災に見舞われた東北地方の力に少しでもなればとの思いの東北旅行シーリーズの第3弾。

道中、東名高速の富士川SAでの休憩。SAの猫ちゃんが挨拶にきました。

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初日は水戸に泊まります。今回は東京から常磐自動車道で茨城へ。茨城では有名な観光地である袋田の滝にきました(しばらく前は丹沢の塩川の滝、家来は単純なので滝がマイブーム)。観瀑台から望む迫力ある滝の姿。

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観瀑台内には不動尊や観音様などの見所もありました。
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別の角度から再び滝の大迫力を感じます。
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吊り橋を渡って反対側へ。
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川沿いに遊歩道が整備されています。
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見晴らしの良い遊歩道をどんどん探検。
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遊歩道から少し逸れ、緑の中で休憩しました。
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袋田の滝の散歩をたっぷり楽しんだ後は、近くにある袋田温泉に行き、家来はここで一風呂浴びました。
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この日の宿は水戸市内。夜の水戸ではお母さんの料理が美味しい呑み屋さんに行きました。私も歓迎されお座敷まで上がっちゃったり楽しく過ごしました。家来はホテル、私は車の中で夜を迎えました。1日目の終わりです。
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丹沢 塩川の滝 七沢温泉


2012年4月15日

今回もつげ義春感化シリーズ。『貧困旅行記』に収められた「丹沢の鉱泉」という一文の痕跡をめざし日帰りの旅に出ます。

実は「丹沢の鉱泉」に書かれている別所鉱泉や宮ヶ瀬ダム(執筆当時はまだダムが出来る前)にしばらく前に来たのですが、記事にするような写真を撮ることもできず紹介はしませんでした。今日はその一文の後半に登場する塩川鉱泉、塩川の滝を目指してきたという訳です。

中津川沿いのこの地域、作中では「広々とした川原は無数のカラスが舞い不気味な声をあげている。ゴミが散乱して荒涼としている。」(『貧困旅行記』収録「丹沢の鉱泉」より引用)と評されていましたが、今はその面影はありません。最初、塩川の滝の場所がわからずしばらく周辺をさまよった(それも思い出深いひとときでしたが)あと、やっとこの入り口に到達することができました。車で奥までいけそうなのでそのまま進みます。
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滝の少し手前に駐車場があったのでそこに車を停め、滝に向かって歩きました。
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塩川滝のいわれの看板。宗教にまつわる歴史があるとのこと。HIMG0490

進んでいくと祠があります。
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滝が近づいてきました。音が大きいので耳は警戒モードに。
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これが塩川の滝。神聖な雰囲気を感じるてしまうのは、つげ義春がここで親鸞の言葉に触れたことを覚えている所為なのか。
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滝を見たところで駐車場にもどります。
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塩川の滝を出た後は、作中で名前は出たものの実際には行かなかった七沢温泉に来てみました。七沢温泉は桜吹雪に包まれていました。桜の中をしばらくお散歩。家来はここで立ち寄り湯に入ってきました。この宿は猫ちゃんの宿泊もOKなそうで、次は泊まりに来たいなと思いました。
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梅ヶ島温泉


2012年4月8日

家来はこのところ「日帰り温泉マイブーム」で比較的近辺の日帰り温泉のある温泉地などを回りました。浜名湖「華咲の湯」、本宮山「本宮の湯」、山梨県の早川沿いの西山温泉、奈良田温泉、三河の湯谷温泉、長野県下条温泉「コスモスの湯」、天龍温泉「おきよめの湯」、大井川上流の千頭温泉「旬」、川根温泉「ふれあいの泉」、掛川市「ならここの湯」、遠州「和の湯」などです。まだこの季節、車内で十分お留守番できるので、どれも私が同伴し散歩もしたのですが記事にする程の内容でないので紹介は省略しました。

この日もその一環、静岡市の奥地にある梅ヶ島温泉の旅ですが、ちょっとした観光地があったので紹介することにしました。写真は梅ヶ島温泉「黄金の湯」です。家来が入ってきました。梅ヶ島温泉の本体はもっと山に入った急峻な地にあるのですが、駐車スペースが見つからずざっと様子を見てきた程度で帰ってきました。
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梅ヶ島温泉からの帰り道、「赤水の滝」というところがあったので寄ってみることにしました。
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向こうに見えるのが赤水の滝です。ただの滝ではなく地質学的に珍しい背景の中で生まれてものだそうです。
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全体として公園風になっているので、しばらくの間、探検をして楽しみました。
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